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Channel: 親の背中に思うこと
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介護日記 手術は無事に終了

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27日予定通り、母の手術が行われた。
経過は良好で、問題ないよう。


当日は、朝8時までに父が病院に到着。
朝5時過ぎに家を出て、親戚の人に付き添ってもらった。

私はどうしてもはずせない用事があって、この手術には付き添えなかった。


意図的に付き添わなかったというところもある。


私がもし手術を受ける側だったら、夫だけにそばにいて欲しい。
子供や親がそばにいると、どうしても甘えられない。
きっと手術前は不安だろうから、夫だけにそばにいてもらって、甘えられるだけ甘えたいだろうと思うから。


母もきっとそうなんじゃないかな~と思う。
家族全員が集まってくれるのはうれしいけれど、本音は父だけに居て欲しいんじゃないだろうか。
そして、術後は、日替わりでお見舞いに来て欲しいと思うと思う。

父も、母に出来るだけ優しい言葉をかけようとするだろうから、照れくさい父なので、そんな姿を子供に見られるのはこっぱずかしいと思う。

なので、私は行かないことにした。
病院側は、???と思っただろうが。
そんなことは関係ない。
こちらの家族の問題だ。


母の入院中、週に4日は父は病院に通う。
私と一緒か、兄と一緒か、親戚と一緒か。
大学病院まで遠いので、付き添う方がお互いに安全だし。
変な心配をしなくてすむ。



母の入院中に、ケアマネージャーの方に来ていただいて、退院後のことについて話し合った。


パーキンソン病の被害妄想の症状がひどいので、いったん精神科のある病院で入院し、腰の養生もあわせて治療した方がいいんじゃないかという話し合い。


被害妄想があそこまでひどくなければ、在宅看護で、デイサービスを利用し、時々養生をかねて入院ということも可能だろうが、
被害妄想がひどく、父に対しての攻撃が激しく、夜は30分から一時間おきに起きるという24時間体制の生活が続けば、また父は疲弊してしまう。
結果、母を今以上に不安にさせ、それを受けてまた父が我慢ができなくなり、ののしりあいが続くことになる。


そんな両親の姿は、どんなに年をとっても目の当たりにしたくない。


夫婦にとっては当たり前の喧嘩であっても、端から見たら常軌を逸しているところがあるので、そんなことを日々見続けていたら、父だけでなく、兄や私も精神的にまいってしまう。



ケアマネージャーも私も、転院して入院継続した方がいいと薦め、父も理解はしているが、決心はつかないよう。



さきほど、ちらりと父が言っていた。

まだ、精神化のある病院に継続入院させるかどうか迷っている…と。


寂しいのだ。
結局、どんな状態であっても、妻がそばにいないのは寂しくてたまらないのだ。

両親ともに、友達がいないので、二人しか人間関係がない。
親戚や知人はいるが、それは友達ではないし、心をあけはなって話せる人などひとりもいないのだ。

母も父と同じ気持ちだろう。

どんなにののしり合っても、迷惑をかけあっても、傷つけあっても、二人でいたいのだ。


二人がそれでいいのならかまわないのだが、二人で自滅していくような生活をしないで欲しい。
そして、周囲を巻き込まないで欲しい。

子供なのに冷たい!と思われるかもしれないが、ただ自分が寂しいから~というだけで、それを最優先させて選んだことって、どうなんだろうと思う。


私よりも何十年も先に生きて、色んな経験した夫婦だから、老いても、病であっても、学ぶべきことがたくさんあって、ああなるほど!と思えたりするが、でも…。


私はただ、夫婦二人にとってよい選択をして欲しいだけ。
そして、それがまだ続く人生の為にする幸せな選択となって欲しい。

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